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香港国際マラソン(2)~スイーパー大忙しの後半戦

b0050787_1301581.jpg過去2年は雨と風で気温も下がり、ずいぶん寒い思いをした香港国際マラソン。今回は気温22度、湿度70%、蒸し暑いコンディションだった。翌日の新聞によれば8人に1人が痙攣を起こし、22人が病院に運ばれたそうだ。

中間地点を折り返すと、気づかないうちに抜いてしまったのか私の後ろにツアーのお客様が二人。追いついてこられるのを待って「どうですか?」と様子をお聞きする。幸い具合の悪いところはないようで、この後もマイペースで行きます!と笑顔で答えて下さった。

b0050787_1353891.jpgさて私は次の関門を予定通りに通過するためペースを上げる。いきなり5分を切るペースで3キロほど走ったらかなりの発汗、あらためて今日の気象条件は厳しいのだと知る。28km関門も結局は有名無実で急ぐことはなかったが、このあたりから給水の不足が目につきはじめた。
それでも若いスタッフはハイテンションで応援してくれるし、救護スタッフ、白バイの警察官もランナーを見守ってくれている。

30km過ぎ、二人の男性のお客様に追いついた。
3時間台のペースで順調に走っておられたMさん、足の痙攣でスタッフの手当てを受けておられた。「ものすごく汗かいたからなぁ」。“OK, He is my friend”と言って手当てを変わる。
初マラソンのKさんは「膝と腰にキテルわぁ~」と歩いたり走ったり。
やはりお二人とも「マイペースで行くわ、センセ、先に行って」と仰った。

「無理しないで下さいね」と声をかけて、先へ進む。
もう一組、一番気になっていたお客様がこの先におられるはずだ。
母娘で参加のTさん、これまでにも国内外で何度もマラソンの経験があるが、70歳代のお母さんにとって5時間以内のゴールは結構微妙な目標とのことだった。

b0050787_1304847.jpg35km、とうとうTさん母娘が見えてきた。
「今日は調子悪いわ、もうやめてバスに乗るわ」と仰るお母さんを「そんなこと言わんとがんばろう」と娘さんが励ましているところだった。
時計を見ると、私の立てた「関門クリア大作戦」に対してもこの時点ではまだ余裕がある。海底トンネル、跨線橋でかなりペースが落ちそうだが、さっきの方のように足を痛めたわけではないし、最後の39km関門を何とか通過できそうだ。「お母さん、話のタネに海底トンネルまでは行きましょうよ」なんて言いながら3人で進んで行った。
それにしても女性ランナーは立派だ。無理せず着実なペースで淡々と歩を進め、最後の局面まで偉大な粘りを発揮する。もう何度となく一緒に大会に参加しているお二人、性格もお互いに知り尽くしているのだろう。娘さんは何だかんだと励ましの言葉をかける、「もうあかんわ」と仰ってたお母さん、次第に無口になるが真剣な表情としっかりしたフォームに変わっている。
「最後の関門さえ越えたら後は歩いてもゴールできる」
これを合言葉に3人で39km地点を目指した。

(さらに続く)
by runmama | 2006-02-15 01:42