チカクノモリ

今日は伴走ダブルヘッダー。
いつもは夜ランだが、今日は午前中にSさんと10km、午後にMさんと30kmを走った。

Sさんたちにとっては滅多に走らない昼の服部緑地、夜の公園との違いを敏感に感じとられたりする。
走っている途中で突然、にぎやかな音楽とアナウンス。
Sさんは驚いて「今日は何かイベントがあるんですか?」
いやいや、毎日定時に流れる「公園利用のご注意」のアナウンスなんだけど、そういえばこれが流れるのは昼間だけだ。
しばらくすると今度はちょっと機械的な音声が聞こえてくる。
「ココハチカクノモリデス・・・」
Sさん「あれ、何て言ってるんですか?」
う~ん、これはちょっと説明が必要だ。

漢字で書くと「知覚の森」、視覚・聴覚・嗅覚・味覚など、いわゆる感覚、五感という意味の「知覚」だ。
芝生の丘や小川や森のある一角で、手で触れたり音を聞いたりして遊べるモノがいろいろ仕掛けてある・・・ま、それほどたくさんの遊具があるわけじゃないけど。
それよりもここを通るたびに私が思い出すのは30年前の風景だ。
実はその頃この一角は「盲人コーナー」という場所だった。
森の中の歩道に手すりがついてたり、動物の形のモニュメントが置いてあったりして、「なるほど、手で触ってわかるようにしてるのかなぁ」と子供心に思っていた。
で、同じく「盲人コーナー」が児童遊園の一部にも設置されていて、ここは柵で囲まれていて私たち「一般」の子供は入っちゃいけないところだった。
ジャングルジムやブランコ、シーソーなど、置いてある遊具は同じようなものなんだけど。
事故がおこらないように、「分けて」置こうという発想だったのだろうなぁ。
でも柵に囲まれた盲人コーナーで誰かが遊んでいるのを見たことはない。
子供心に「もったいないなぁ」と思っていた。

時代が進んで、いつの頃か盲人コーナーは姿を消した。
知覚の森の設置意図は今ひとつわからないけど。
とにかく今、ブラインドランナーさんと私たちは、公園のメインストリートを時には貸し切り状態で気持ちよく走らせてもらっている。
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by runmama | 2005-12-31 00:09