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デカケルトキハ、ワスレズニ

昨日、デジカメ紛失事件で「目が覚めた」と書いたが、「ウソです」。
まだ寝ぼけている私、今日も大失敗をしてしまった。

朝ランに行く時、鍵を持たずに家を出て、そのまま締め出されてしまったのだ。
ああ、ニューヨークのホテルではそれを一番恐れて、必ずカードキーの存在をポケットに確認してから部屋のドアを閉めたのに。

今朝8時、まだ息子は寝ていたので一人で朝食を済ませ、すぐ帰ってくるつもりで服部緑地へ行った。
3時間ほどして帰ってみるとドアに鍵がかかってて誰もいない。
えっ、野球クラブは昼からって言ってなかったっけ?
鍵どころかケータイも小銭も何も持っていない私。

駅で待ち合わせをしている「彼」にも連絡が取れない。ヤバイ、大事な用なのに!
ジャージ姿のまま駅へ急ぐと、ネクタイ姿の「彼」が待ってた。
「ゴ、ゴメン!今日は一人で行ってくれる?」
長距離トラックの運転手で、ふだんは電車に乗ったことのない弟は不安そうに改札に向かった。
私が弟と一緒に行けなかった「大事な用」は、あまりに罰当たりでここには書けない(汗)。
でも弟に2千円借りて少しホッとした。

さあ、息子が帰ってくる夕方までどうやって過ごすか・・・走るしかないわな。
今日は疲れた脚を癒す休養日のつもりだったのに。
どこへ行こうか・・・・そうだ、一度行ってみたかったところがある。
淀川をずーっと下って海まで行ってみよう!

豊中から十三に向かい淀川河川敷に降りてみると、高校駅伝の大阪府予選、女子の部の最終ランナーたちが走っていた。
駅伝コースの邪魔をしないようにすると、とりあえずは上流に向かわないといけない。
5キロばかり遡って赤川鉄橋で折り返し、再び十三を通過して、いよいよ初めて走る下流コースへ。

十三大橋から伝法大橋までは、野球場の後ろに通りやすい道がなかったり、ずっと河川敷を通れなくて梯子を使って剃刀護岸を上り下りしなくちゃならなかったりだったが、伝法大橋の先には気持ちのよいプロムナードが整備されていて驚いた。
かなり川幅の広くなった淀川の対岸にはマンハッタンと見紛うような摩天楼、海遊館の観覧車も遠くに見える。
満潮なのだろう、さざ波が川面を上流に向かう。
とうとう河口の矢倉公園についた頃にはまさに夕日が沈む時刻。
阪神高速湾岸線の先には大阪湾が見える。

ああ~、せめて携帯持ってたらこの美しい海の夕暮れをここに投稿できたのに。
「デカケルトキハ、ワスレズニ!」(懐かしい~)

息子も私も帰宅したのは夕方6時。
実走7時間、58キロ、ふぅ。
ひとりで「ノヴェンバーラン」しよっかな。
by runmama | 2005-11-13 23:10