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Cross Training

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年に一度か二度、「あとは野となれ山となれ」ってな感じに飲んだくれる。
トラック100周の夜もたいがいそうだ。
今年はその日の夜行バスで東京に行くつもりだったのに…
ええい!もうバスはキャンセルじゃ(笑)



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翌朝始発の新幹線でなんとか間に合った第24回ランニング学会。
本日のパネルディスカッションのテーマは
「ランナーのためのクロストレーニング」であった。
運動生理学、スポーツ医学、そしてトップアスリート、
それぞれにクロストレーニンを実践あるいは推奨している
3名のパネリストが知見を述べ質問に答え討論した。

クロストレーニング。
専門とするスポーツの競技力向上のために
その他のスポーツあるいはトレーニングを行なうこと。

しかし今回の討論では
競技力向上よりも障害予防が主たるメリットと捉えられていたようだ。

たとえばランナーは走行距離の呪縛に陥りやすく、それが故障を招く。
走ってばかりいないで、自転車や水泳などを取り入れることで
局所的なオーバーユースを防ぐことが有効だ、という具合だ。

ここで間違えてはいけないのは
ランナーにとって自転車や水泳は膝などの負担は減らしつつ
心肺機能にとっては有効なトレーニングであるということだ。

さて今回は話題にならなかったが
トレイルランニングは
マラソンランナーにとってクロストレーニングとなりうるか。
初めに断っておくがこういう議論は対象によって答えも変わる。
私自身にとっては「NO!」だ。

トレランでは膝を休めるどころか酷使する。
捻挫や骨折、脱臼のリスクさえある。

心肺機能は十分に鍛えられそうだが…本当にそうだろうか?
登りがキツくて歩きだすと結局は心拍数も落ちる。
いくら頑張って歩いても、ジョギング並みにしか心拍数は上がらない。
またテクニカルな下りでは
自分もケガせず人にも迷惑をかけない技量を持っていなければ走れない。
下り区間を走らなければ心拍数はもっと落ちる。
トレイル「ランニング」とはいうものの
走らない・走れない理由がいくつもある状態では
トレーニングとは呼び難い。

そんな状態でトレイルを走っていた最初の数年で
私は間違いなくマラソンの力を落とした。

でも。
トレランは楽しい。
そもそも「これがマラソンのためになる…」なんて考えたこともない。
トレイルを走りたいから、トレイルを走る。
それでええやん♪
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余計なヒトコト
でも。
ロードランはトレラン競技にとってクロストレーニングになりうる!
っていうかトレランを競技するならロードランはファンダメンタルだ。