Power for Life
120分の超大作、トップ選手だけでなく
たくさんのランナーの闘いぶりが映し出されている。
ちょうど今週の初め
大阪体育学会でトレイルランについて講演する機会を頂いていた。
百聞は一見に如かず、タイミング良く届いた映像を使わない手はない。
前日ほとんど徹夜で何度も何度も再生して、頭の中で編集作業。
おかげでハセツネランナー2300人の戦いぶりが
私の胸に焼きつくことになった。
第一関門を前にして早くも水を切らしてしまったあの人は
その後どうされたのだろう。
撮影スタッフに助けてもらうこともできない。
それがハセツネのルール。
無事完走されていればいいのだが…。
23時間56分でゴールしたお二人の表情には観ているこちらもグッときた。
そのあと正真正銘ラストランナーには、こちらも一緒に「ホッ」と脱力(笑)
レース中には全くわからなかった自分たちの戦いも…
おお、山之内さん、めっちゃガタイええなぁ~
江田さん、「行けるかなぁ? 行きたいなぁ!!」
そっか~、あんな勢いで追いかけてきてたんや。
二人ともこれからどんどん頑張ってほしい。
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体育学会では、トレランの定義、歴史、現状、これからの課題など
いただいた2時間をたっぷり使っての講演になった。
学会長の大阪体育大学・伊藤章先生が
「今日のお話を聞いて、これは子供たちに必要な「生きる力」につながるものではないかと感じました」
と総括して下さった。
トレイルラン…おとなの遊びと思っていた。
トレイルラン…生きる力。生き抜くチカラ。
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またタイミング良くハセツネ結果集が届いた。
20周年記念だからか、最後のページにこんな写真まで載せて頂いた。
ダコタ・ジョーンズさんと並んで光栄きまわりない。
彼は20歳、まさにウチの息子と同い年。
でも20歳の若者が世界のトップに躍り出るということは
アメリカでもヨーロッパでもジュニアやティーンが
トレランに親しんでいるということか。
トレランが知る人ぞ知る大人の遊びで終わるのか
子供たちも親しむアクティビティになるのか
そのためには何が必要か…
私はちょっと逆説的に
不自然なキャンペーンやお膳立てこそ不要じゃないかなと思ってしまう。
そして大きな行動を起こすこともなく今日もひとりトレイルを走っている。
何もできずにゴメンナサイ。
by runmama
| 2012-12-07 11:39
| 日々のできごと