Lonely Lonesome Night

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金環日食ではなく、
台高山脈 午前3時の月。




三日間、一人でよくぞ行ってきたなと言ってくれる人がいる。
あんな淋しい山ン中に一人でテント張って怖くないのかと言う人もいる。

道に迷ったら、天気が急変したら、クマでも出てきたら…
何かあったらどうするんだ。
たしかに。
いや? そうかな?

道にはむしろ迷わないかもしれない。
単独であるがために計画は慎重になったし、何度も下見を重ねた。
縦走中は話し相手もないのでルートに集中することができた。
おかしいなと思えばすぐに地形図を確認した。

二人以上でいるとおかしいなと気づくのが遅くなることもある。
おかしいなと思っても
「相手がわかっているだろう」と口に出しにくいこともある。

天気の変化や動物との遭遇の確率は
一人であろうと二人であろうと同じことだ。
それに天気や動物の動向は必ず何らかの法則に従っている。
今降っている雨が明日はどうなるか、
テントを張ったこの場所に獣がやってきそうかどうか、
ある程度、読める。
だから怖くない。

むしろコワイのは人間だ。
自然の法則に従わない、不可解な、理不尽な行動をするのは人間だ。
私は公園の駐車場に車を停めて寝るなんて恐ろしくてできない。
この山のてっぺんのように
誰も来るはずのない山の中ほど安心なところはないと思った。

でも何か起きてしまった時の単独の弱さも理解している。
時と場合を見極めながら独り歩きを磨いて行きたい。
無茶はしないから、怒らないでね!
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