Talking High

不思議な夜やった。

お初天神通りのその店の引き戸を開けると先客は一人だけ。
顔を真っ赤にしてうつらうつらと舟をこいでるそいつを横目に
私も一人でとんぺいを食べた。
その客が無事にお代を払って帰って行き「やれやれ」と思っていると



今度は男性4人連れがどやどやと入ってきた。
「いや~、今日はよかった」と肩をたたき合ったりして
「お母ちゃん、ビール!」とようやくカウンターに腰をおろして
親分肌の一人が向いの席の私に気づいた。

「えらいすんまへん、一般のお客さんがいはるのに…
こら~ワレ静かにせんかい!」
…あ、後半部分は私にではなく自分とこの若い衆に向けてである。

一般のお客さんて…ほんならあんたら何やねん?
その筋のもん? 芸能関係?

後者だった。
アマチュアもセミプロもいらしたが噺家さんやった。

それから更にどこかの会社の若手社員5人組。
春休みでUSJに遊びに来た家族連れ、こちらも5人。
あっという間に店内満席となり噺家さんのフリもあって皆意気投合。

私は本とん平が満員御礼になったのを初めて見た。
めっちゃ不思議で楽しい夜やった。

そうそう噺家さんがいわく
「姐さん、何かスポーツしてまんの?」
「え、マラソン? ほなランナーズ・ハイってありまっしゃろ?」
「わかりますわ~、わてらはトーキング・ハイ!ですわ」

わかる、わかる。私もこんなときはTalking High!
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これがRunning High! っていうか、フロー状態かな (photo by Shin)
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んで、これはSinging High! (photo by Shin)
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Talking & Drinking High な噺家さんたち また会いましょう!
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