Phantom Peaks

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ハセツネが終わってから…と溜めに溜めてあった仕事も
今週末には一段落しそうだ。



我慢していた読書も再開。
北林一光の「ファントム・ピークス」を一気に読んだ。
幻の山に忽然と姿を消す人々…
このストーリーとは全く違うけど
ああ、私も御前山の暗闇に溶けて消えそうになってたなぁ、と。

第19回日本山岳耐久レースは、眩暈のために50キロでリタイア。
その眩暈の原因は?
まったくわからない。思い当たることがない。
悔しいとか情けないとかよりも、狐につままれたような気持ちだ。

十分なトレーニングを積み、71.5キロを走ることに微塵も不安はなかった。

異変を感じたのは三頭山への登り。なぜか足が鈍った。
山頂着は予定より遅れたが、月夜見へ下るうちにリズムを取り戻した。
けれど次の御前山では眩暈に襲われ、
下りになってももうペースが戻ることはなかった。
何度も登山道を踏み外しそうになるに至って大ダワでリタイアを決意した。

まあしかし、どこかに何かの失敗があったのだろう。
今年の春~夏~秋のトレーニングは本当に充実して楽しかった。
また来季もそんなトレーニングを積んで
こんな笑顔でスタート地点に立ちたいと思う。
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ゴールへの一縷の望みをまだ抱きながら御前山を登っているとき
先へ進むためにも時々足を止め、息を整えた。
長期戦に備えてバッテリーを温存せねばと
すべてのライトを消してしばし暗闇に佇んでみた。

不思議なほど恐怖も緊張もなく
漆黒の山中に身も心も溶けてなくなりそうな気がした。
そしてそれが快感だった…なんか、危なかったよなぁ。
リタイアってことで人の助けを借りたけど、生還できてよかった。

以上、遅ればせながらハセツネ報告でした。
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